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理事長対談シリーズ

思想家とビジネスコンサルタントが語る

2020 幸せに新時代を活躍する条件

手にした人だけが次の時代に行ける「ビジネスメソッド」

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理事長対談シリーズVol.5

伊藤 予應 氏

マーケティングコンサルタント(ディレクター) 

イベントプロデューサー

■Guest Profile■

茨城県取手市在住。

大手生命保険会社の営業を経たのち、ダイレクトレスポンスマーケティング手法のコンサルティング会社に入社、実績を積み独立。

現在はシンクタンク・コンサルティングサービスを提供するitmasaの運営などを務め、一般社団法人やNPO法人の活動促進や全国展開の支援、中小企業や地方企業のプロモーション支援、地元取手市のまちおこし事業に携わっている。

10年間で指導実績130社以上、述べ900件のビジネスマッチング、コーディネートの実績をもつ。全国各地の商工会での講演やセミナー、企業研修も多数手がけ更なる活性化をサポートしている。

著書に「無料でできる売上アップの説明書」がある。

www.amazon.co.jp/dp/4896102614

 

はじめに

70年周期説という説があり、それは何かと言うと、それくらいの周期で物事が古くなり破壊と創造が必要となるという説です。

明治維新の70年後が1945年終戦です。そしてその70年後が現在です。

アメリカでは世界有数の事業家であるドナルド・トランプ氏が大統領に選ばれ、韓国のパク大統領の弾劾、フィリピン、中国、ロシア…と強い指導者が現れています。

革命前夜といった様相です。

混沌としています。

これは混乱ではなく混沌とした状態です。

トランプ氏が当選したと決まった時に、アメリカ人以外の民族でもこれからの世の中の様相について不安を持つ方が多くいました。

日本も革命前夜です。

一つの党が衆参両院で3分の2の議席を持っています。今までにないことが起きています。

これは、世界同時多発的に起きていることです。

世界中皆が、この停滞感をなんとか打破したい。そう考えている、証拠です。

経済も停滞しています。物が売れません。そして金融だけが稼働しています。

物が売れないということは物を買っていないということなので、金で金を買っています。そこまで行き詰まっています。

トランプ氏が当選してから大統領に就任するまでの3ヶ月間は、後世に残る空白の混沌とした期間となることだと思います。

就任後一体何が起きるのか、その後の世界と経済は何が起きるのかは日本の総理大臣も、大企業の社長でもわからない状態が続いています。

歴史に残るこの混沌とした期間を後世に残すべく、実現したのが今回の対談です。

この時に皆が何を考え、何を不安と感じ、何を必要としていたのかを残すのとともに、ここまでの分析、未来予測とこれからの時代に必要なメンタリティとマインドセットをお伝えしていきます。

読み終わった時には抽象度が上がり、意識が未来へと進んでいることだと思います。

手にした人だけが次の時代に行けるお話の始まりです。

1.殺し合うことではなく『共存する事』を選んだ人類

小楠:こんにちは。今日は2016年11月26日です。

3週間ほど前、世界的事業家ドナルド・トランプ氏が大統領選に当選しました。

2017年の1月20日に彼はアメリカ大統領に就任する予定です。

今日という日も含め、この期間中は非常に世界が混沌としています。

後世から見ても非常に興味深いエアポケットのような3ヶ月間となることでしょう。

彼が就任するまでの間、就任した時、そして就任後に一体何が起こるのかは誰にも分かりません。

例えば、つい最近の出来事ではTPP(環太平洋戦略的経済連携協定)が挙げられます。

安倍首相は11月にTPPの法案を国会で通しました。

その後首相は、トランプ氏の自宅であるトランプタワーへ出向き次期大統領であるトランプ氏と会談をし、その数日後には日本はTPPを推進していくことを発表しました。

しかし驚くべきことにその同日トランプ氏は動画の中で、大統領就任後にはTPPを脱退する意を発表しました。

先日会談したばかりの2人が同じ日に真反対の事を言っているという、不可思議なことが起きました。

このように混沌とした状況の中で、今日はビジネスの専門家である伊藤先生をお招きし、これからの経済の未来予想、解説、これからの新しい資本主義の形についてお話を伺っていこうと思います。

よろしくお願いします。

  

伊藤:よろしくお願いします。

 

小楠:先ず、ざっくりとした質問ですが、これからの経済はどうなってゆくのでしょうか?

 

伊藤:難しい質問ですが単純に考えれば、おそらく一旦は大枠の部分は停止すると思われます。そして、その分だけのロスが出るでしょう。物や制度自体は動かなくとも、金融だけは動くと思います。

 

小楠:なるほどです。今現在世界で起きていることは、形を変えた革命だと僕は思っています。

ロシア、北朝鮮、中国などの各国のトップは皆、野生の虎のような人物です。

フィリピンでもドゥテルテ新大統領は非常に豪腕な人物だと知られています。

アメリカではトランプ氏が出てきました。

彼も世界有数の実業家として名を馳せています。かつて、僕たちが教科書で読んだ革命とは全く異なる形ではありますが、この成熟した民主主義の中で血の流れない革命が起きはじめていると感じます。

日本でも、衆参合わせて3分の2の数の議席を1つの政党が持っているという状況が起きています。

まさに革命前夜といった雰囲気が世界を包んでいるようにみえます。

民主主義の中でこのような状況が同時に起こる背景には、世界規模で人類が同じ思いを感じ取っている事が考えられます。

現代はインターネットで世界は繋がっているため、同時多発的に同じ現象が起こる事はよくあります。

今回のような『革命』の先にはどのような未来があるのでしょうか。

  

伊藤:はい。今まではアメリカという大国が良くも悪くも御節介であり、力で抑えつけている状況がありました。

しかし1人1人がインターネットを通じて意識を共有する中で、国単位で抑えるようなものが薄れていったように思います。

その結果がまさにこの状況ではないかと考えています。

 

小楠:なるほど。

確かにフランス革命や清教徒革命などの絶対王政からの解放は教科書で習いましたが、明治維新も、やはり全国で起きた下級武士の反乱でした。

ヨーロッパのそれも、やはり市民による革命です。

現代ではさらに情報の共有が早い分、こうした活動も瞬間的に、より広範囲に広まっていくということですね。

 

伊藤:そうです。

以前は100匹目のサル現象やシンクロニシティなどと言ったようにスピリチュアルな考え方で括られていたテーマですが、今はそういった状況がリアルに、現実に起こり始めています。

SNSなどの発達をみても、皆さんはそれを既に実感できると思います。

『僕はこの人と同じ事を考えている』という体験をすぐに出来てしまう世界になったという事です。それはもう奇跡という言葉では語られない、当たり前の事になりました。

すごく大きな枠で捉えてしまえば、『皆と共存するのか、殺しあうのか』という選択の中で、人類は前者を選んだのではないかという事です。

 

小楠:『共存すること』と『殺しあうこと』は結果的には真逆ですが『生き延びる』という根幹においてはとても近い共通点があります。

人類の目的は、第一に自分が生き残る事です。

そして子供を作る事により自分の遺伝子情報を繋いでいこうとします。

生存と繁殖です。

人類の歴史の中では飢餓時代というものが長く続いていて、食べるものが少ない環境がありました。

その結果として『殺し合い』が生まれたのでしょう。

しかし、戦後以降はこうした価値の基準が大きく変わっています。

それは先進国が飢餓を克服した事によるものです。

食料が無くなる危険が無くなれば、当然のように人には殺し合いをする目的も無くなります。

こうして必然的に『共存すること』を選ぶ結果になったということでしょうか。

 

伊藤:そうですね。殺し合いをしなくても良くなった、もしくは良くなりつつある世界が出来てきたように思います。

 

小楠:これが第二次世界大戦以前とは圧倒的に違うところですね。

過去には植民地時代の名残で、勝てば領土を植民地化したり、賠償金を手にすることが出来ましたが、今ではそういったことはありません。

つまり戦争自体が起こりづらい環境になっています。

 

伊藤:やはり共存するためには『情報』が必要であるため、自分と同じ状況に多くの他者がいた方が良いという考えが広まっています。

共存するために自分に近い情報を共有しようとする。

こうした背景がSNSの普及に繋がっているのだと思います。

殺し合いというものは恐怖心が源となっているはずなので、それを無くすために情報を得ようとします。

そして、さらにその情報が『同じ』である事を求めているのです。

 

小楠:確かに人間は共存してゆかなければ生きていけません。

日本人は農耕民族であり、共同作業をしなければ生活できないような環境で繁栄してきました。

そのため、協力して行動することが遺伝子に組み込まれています。かつて村八分というものがありましたが、こうした風習は日本特有のものだと感じます。生存するため、人の情報が無視できないという状況が常にあったことを裏づけています。

SNS中毒者は多く、それが特に日本人に多いのは、こうした背景にも理由があると思います。

情報の大小に関わらず、私たちは人の噂話を無視できない人種ではあります。

しかし、現代の世界が『共存すること』を選んだのは、考え方を変えれば1つの答えを見つけたと言えるかもしれません。

 

伊藤:そうですね。正確に言うならば、『答えを見つけた』というよりは『見えてきた』と言う事になるでしょう。

 

小楠:的確な表現ですね。

民族間での文化の違いはありますが、インターネットや経済の世界には大きなギャップはありません。

簡単な言い方をすれば国境が薄れています。

そのため境目なく様々な情報を共有する事ができます。

こう考えると、すでに完全に繋がっている世界ができていますね。

特にインターネット革命とは、一言で表せば『全員が繋がった』ということだと思います。

皆が繋がっている、集合意識といった言葉はしばしばスピリチュアルな捉え方で世に出てきますが、しかしこれは当たり前の事で、ネットの誕生以降は全ての人が繋がってしまいました。

この対談はこの後、

2.マーケティングで物が売れない時代の、イノベーションの必要性について 

3.所得を決定していく、時間に対する価値観の変化について

4.イノベーションを生み出す能力は後から身につけられる

5.遊びの中からしかイノベーションは生まれてこない

6.手にした人だけが次の時代に行ける「第4ビジネスメソッド」

 と続きます。

 続きは、WEBストア各店にて発売中書籍にてご覧下さい。

 
 

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